糸巻調整(糸巻仕込み直し)
■糸巻金具の中の状態を見て、必要に応じて金具の中の形を整えてから糸巻の止まり具合を調整します。
糸巻の調整・仕込みは、皮張りと並んで三味線職人の腕の見せどころと言われるくらい繊細な技術を必要とするメンテナンスで、結でお請けする中では皮張りや上場通しと同じくらい多いです。糸巻は金具にきちんと当たって止まるようになっているので、三味線を使っていると糸巻が摩耗してゆるみやすくなり調絃(チューニング)が難しくなってきます。調絃は演奏において最も重要と言っても過言ではありませんから、定期的なメンテナンスをおすすめします。また、価格は糸巻3本1組を仕込み直しまでしたものです。糸巻や金具の状態が良く、微調整で済むようなら仕込み直しよりもお安くなります。
価格
黒檀 太さ6分まで 6000円 / 太さ6分5厘~津軽 8000円象牙調・アクリル 太さ6分まで 9000円 / 太さ6分5厘~津軽 12500円象牙 太さ6分まで 12500円 / 太さ6分5厘~津軽 17500円
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東サワリ交換
■新しい東サワリを入れたら、サワリ場を切り直して東サワリの形を整えます。
東サワリを長年使っていると、ネジがゆるくなってきます。ネジをつまんだときにカタカタしたり、サワリがつくポイントまで調整しづらくなってきたら交換の時期かも知れません。また、東サワリを交換するときは上棹だけではなく、棹全体をお預りさせて頂ける方がきれいに仕上がります。
価格
角東サワリ 24000円 / 特殊サイズ 26000円中駒象牙 +2000円
中駒のみ交換 紅木 4500円 / 象牙 6000円