■ 天神と東サワリを外し、もともとついている膠(にかわ)や接着剤の跡を除去してから天神を付け直します。
■ 天神と上棹の接着部分に欠けがある場合、刻苧(こくそ)します。
■ 乳袋(ちぶくろ)などにヒビがある場合、きれいに修理してから天神を付け直します。

※刻苧…紅木などの粉と糊を混ぜてパテ状にし、欠けの部分などを埋めて磨く技術。漆工品の素地の隙間を埋めるためにも用いられる。


天神はもともと上棹と別々に造られたパーツを接着しているので、経年や衝撃で外れることがあります。
経年で天神が外れてしまうときはきれいに外れることが多いので費用も比較的抑えられるのですが、三味線を倒してしまったなどの衝撃で天神が外れるときは、他の部分(東サワリや天神の先端、ホゾなど)も一緒に壊れてしまうことが多いです。
その場合、破損箇所や破損の程度で費用が変わるので先にお見積もりを出します。

また、天神を付け直すときは、もともとついている接着剤の跡を除去します。
なぜなら、そうしないと天神と上棹の間にわずかな隙間ができてしまいますし、その跡の上から接着してもまた簡単に天神が外れてしまうからです。

天神の欠け直しと同じように「ただ接着するだけでしょ~」とよく言われる通り、素人さんが壊れた部分に接着剤を流し込んだはいいがうまく直せず、余計な手間と費用がかかることが特に多い修理です。
この修理に限ったことではありませんが、壊れた状態のままお預りさせて頂く方が費用も抑えられてきれいに仕上がりますよ。

東サワリあり・欠けなどがない場合 11500円~(要お見積もり)