長ケースで三味線を発送するときのポイント

いつもありがとうございます。
三味線 結(ゆい)です。

ありがたいことに、遠方の方から三味線の修理をお預りすることが増えてまいりました。
結をお引き立ていただき心より感謝申し上げます。

それに合わせて、長ケースごと三味線を発送いただいたものを受け取る機会も増えてまいりましたので、
今回は三味線を梱包するときのポイントをご案内したいと思います。

普段、三つ折りにして三味線を発送されている方も、ご参考いただければ幸いです。

長ケースに三味線を入れて発送するときに最も重要なポイントは、
棹受けのところで三味線が動かないようにすることです。

プチプチではなく、新聞紙を丸めたものでも可です。

ここが動いてしまうと、運送屋さんが運んでいる最中に棹がガタガタ動いてしまい、
最悪の場合、棹にヒビが入ってしまったり折れてしまうことがあります。

梱包をきちんとしていないと修理補償はまずされませんので、十分お気を付けくださいね。

他には、糸巻を外すことです。
糸巻も折れやすいです。

画像では分かりやすくするために糸巻を付けたまま撮影していますが、
初心者さんやご自身で三味線を組むのが難しいと思われる方に納品するとき以外は、
必ず糸巻を外して発送しています。

三味線を発送するときは最もトラブルが少ない三つ折りにすることを推奨しますが、
三味線を弾いている方全員が三つ折りにできるわけではないですものね。

というわけで、
長ケースで三味線を発送するときのポイントは、

・三味線がケースの中で動かないようにする
・糸巻を外す

この2点です。

梱包は、し過ぎて困ることはありません。
(時間と手間がかかって大変ですが笑)

ご参考にしていただければ幸いです。