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三味線結(ゆい)です。
三味線を弾いている方でしたら五厘大(ごりんだい)や五分大(ごぶだい)という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、何を表す言葉かご存知でしょうか?
これは胴の大きさのことです。
長唄三味線の胴の経口(きょうぐち)の端から端までの寸法は六寸五分です。
それを基準にして、六寸五分より五厘大きい胴を五厘大、五分大きい胴を五分大と呼びます。
長唄三味線の胴の大きさが他の三味線の胴の大きさの基準になっているのはおもしろいですよね!
ちなみに長唄胴のことは唄胴(うたどう)と呼びます。
そして皮を張るときは、胴の大きさや三味線のジャンル・その演奏家さんの好みなどを考慮し、皮の厚みなどを見ながら職人は使う皮を選定しているんですよ。
(画像の三味線は四つ皮の仕上げです)
以下、ジャンルごとに胴の大きさをざっくりまとめてみました。
参考にしていただけますと幸いです。
■唄胴
長唄、小唄など
■五厘大
小唄、民謡など
■一分大~二分大
地唄、民謡など
■四分大~五分大
津軽
結