三味線の分解&組み立てを体験していただきました

いつもありがとうございます。
三味線結(ゆい)です。

突然ですが、三味線を分解したことはありますか?

愛好家さんに三味線のつくりのことをもっと知っていただけたら、三味線のことをもっと好きになってもらえるはず!
という想いが私にあり、三味線の分解&組み立て体験講座をさせていただきました。

モニターとしてご協力いただきましたのは、兵庫県宝塚市を中心に活動をされている津軽三味線教室、うさぎ庵の皆様です。


講座の流れは、

①三味線から糸巻や音緒を外す
②棹と胴を外す
③棹を分解する
④棹を継ぐ
⑤三味線を組み立てる

このような流れで行いました。

最初は皆さん緊張されているような雰囲気でしたが、だんだんと和気あいあいとなり皆さんと楽しく過ごさせていただきました。

恐る恐る三味線を触ったり、棹を分解できたり、胴の中を嬉しそうに見る皆さんの表情がとても素敵でしたよ~!

体験された方々のご感想の一部をご紹介させていただきます。

⬛分解して三味線を磨いて、普段お掃除できないところをお掃除しているとき、自分の三味線が愛おしく思いました。

⬛三味線については構造や糸の張り方、調弦に至るまで分からないことが多く、腫れ物を触るような感覚が恐くもあり、ストレスでもありました。本日の解体講座を受講し、少し、三味線と向き合えるような気がしました。

⬛三味線の秘密をたくさん知ることができました。棹がハマる時の音や外す時の感触気持ちよかったです、ツウになれた気がして嬉しいです。

⬛三味線って実用的でありながら、工芸品だなあと思いました。

⬛普段こんなに三味線の事を細かく色々聞くことがなかったのでとても勉強になりました。


などなど…

あたたかいご感想ばかりで本当に嬉しかったです。

この度、相談に乗ってくださった梶尾瑞穂先生、
並びに場所のお手配やご準備などをしてくださったうさぎ庵の生徒さん。
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。



三味線のことを知ると、まずそのつくりの精密さに驚きます。
そして三味線職人の技術の高さに驚き、いろんな人が関わり合って三味線がつくられていることをより深く感じることができます。
自分がまさにそうでした。

今後もこのような講座を開催し、三味線のつくりのおもしろさをひとりでも多くの方に知っていただきたいと考えています。
ご興味がおありの方はぜひチェックしてみてくださいね。

どうぞよろしくお願い致します。