作業のポイント
■ 糸巻金具の中の状態を見て、必要に応じて金具の中の形を整えてから糸巻の止まり具合を調整します。
糸巻の調整・仕込みは、皮張りと並んで三味線職人の腕の見せどころと言われるくらい繊細な技術を必要とするメンテナンスで、結でお請けする中では皮張りや上場通しと同じくらい多いです。糸巻は金具にきちんと当たって止まるようになっているので、三味線を使っていると糸巻が摩耗してゆるみやすくなり調絃(チューニング)が難しくなってきます。調絃は演奏において最も重要と言っても過言ではありませんから、定期的なメンテナンスをおすすめします。また、価格は糸巻3本1組を仕込み直しまでしたものです。糸巻や金具の状態が良く、微調整で済むようなら仕込み直しよりもお安くなります。
価 格
太さ7分5厘まで | 太さ8分以上 | |
---|---|---|
黒檀・象牙調・アクリル | 9,350円 | 9,900円 |
象牙 | 14,300円 | 16,500円 |