三味線の価格はどう決まる?

いつもありがとうございます。
三味線結(ゆい)です。

三味線の価格といっても、数万円で買えるものもあれば100万円を超えるものもあります。
同じ三味線なのに何でそんなに値段が変わるの?と気になっておられる方も多いと思いますので、そんな方へ向けて書いていきます。
ご興味がおありでしたら読み進めてみてくださいね。

三味線の価格は、希少価値がダイレクトに反映されます。

①棹材は何か?

ひと昔前でいうと、普及品が花梨、中級者向けが紫檀、上級者・プロの演奏家向けが紅木と分かれていました。
現在は紫檀が入手困難となり、紅木or花梨の2種類と考えてほぼ間違いありません。
希少価値・価格ともに高いのは紅木です。

②どんな紅木か?

ここからがマニアの世界です。

シンプルにいいますと、

トチと呼ばれる虎柄のような美しい模様がたくさん発現している
●ガッチガチに硬く重い


こんな紅木は高額で取り引きされます。

紅木はとても硬く重たいのですが、その中でも少し軽めの材料の方がトチは発現しやすく、ガッチガチの材料ですとトチは沈み全体的に黒っぽいものが多いです。
つまりガッチガチなのにトチがたくさん出ている材料というのは矛盾しているのですが、この矛盾した材料こそが希少であり、価格が跳ね上がります。

先述した希少価値がダイレクトに価格に反映されるというものですね。

さらに紅木の中でも特に良い材料には金ボソといって、継手のホゾのメス部分に金を仕込みます。
金ボソは金物代+仕込み代がかかるので、金を仕込んでいない三味線よりも高価になります。
ちなみに金を仕込むことによる実質的な効果などではなく、良い材料の証明という認識で問題ありません。

たまに金ボソの方が音が良いのか?というご質問をいただくことがありますが、
金を仕込むから良い音というわけではなく、金を仕込むほどの良い材料だから音が良いという方が正確かなと思って説明させていただいています。
ここは個人的な解釈になりますので悪しからず。

さて、ここまで三味線の価格はどう決まる?かについてざっとシンプルに書いてきましたが、うまくお伝えできているでしょうか?

三味線のご購入を検討されるときの参照にしていただけますと幸いです。